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からすのぱんやさん

絵本の内容は知らなくても、タイトルだけは知ってる人はたくさんいるでしょう。

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

加古 里子 / 偕成社



名作も名作、大名作ですね。

たくさんのいろんなパンをからすのお父さんとお母さんが焼くんですが、その前のページの、普通のバゲットや山形パンの絵に、子供達は

「おいしそぉ〜〜〜」

と興奮します。

私は子供の頃、ものすごい偏食でした。
肉が食べられなくて、魚も煮たものは嫌いで、給食の時間が地獄でした。
でも、おいしいものは食べたかったので、「食べ物が描いて(書いて)ある(絵)本」が大好きでした。

お肉を食べられるようになったのも、本のおかげでした。
あるミステリで、ローストビーフの描写があまりにもおいしそうで、「肉ってもしかしたらおいしいのかも?」と思うようになってから食べられるようになりました。

だから、おいしそうな絵本と子どものほんと大人の本、大好き!

ぐりとぐらのかすてら、くるりくらと一緒に食べたおひるのおべんとう、サンタさんが作ってくれたクリスマスケーキ。

「みにくいおひめさま」が、こっそりと一人で焼いた、黄金色のマフィン。

ピッピのしょうがクッキー。クリームたっぷりのお茶。

ツバメ号とアマゾン号の子供達が、島で食べる「ペミカン」

村は大きなパイ作り、の、おおきなおおきなおおきなパイ。

長い冬で、アルマンゾ兄弟が食べていた、ホットケーキ。

あげたらきりがないけど、からすのぱんやさんが焼いた、こんがりとした、バターがたっぷり入ってそうなパンもまた、本当においしそう。

食べる楽しみを知るための、絵本。
食べるって、人生の喜びの一つだから、「楽しみを知るための絵本の楽しみ」もまたアリだと思います。


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by kuroneko-no-sippo | 2009-07-06 22:02 | 本と絵本
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